Yahoo!ジオシティーズ
Yahoo! JAPAN - ヘルプ

浜田省吾〜公式ジオログ〜 I am a father 

浜田省吾さんからのメッセージ

9月から4年ぶりにコンサートツアーが始まる。 このジオログはそれに向けての助走の模様を伝えようというものだ。
おれ浜田省吾自身とその仲間達が6月と7月、日々感じたことや身の回りに起きた出来事を書いてみようということだが、 果たして2ヶ月間テンションを保ったまま完走出来るか !?  うーん、どうだろう……?

カレンダー

浜田省吾関連情報

2005年7月10日(日)

7月10日(日)

ニュー・アルバム「My First Love」のリリースに合わせ、
CDショップの店頭用にコメントを書いてくれと頼まれたんだ。
テーマは「影響を受けたアーティスト」を「5組」選び、
彼等の作品の中から一枚を選んで推薦するというもの。

こいつは困難な作業だぜ!
考えてたらキリがない、思いついたまま書いたのが以下の文だ。

「取りあえず今日の気分で選んだ推薦ロック・アルバム」

The Beatles  

子共時代に夢中になったRock Albumを5枚選んで推薦してくれ、ということだけど・・・
ビートルズだけで5枚を越えてしまうんだよ・・・困るよなぁ。
初期の作品だと”With The Beatles”もしくは”A Hard Days Night”だよね。
中期〜後期はというと、うーん・・・全部買って聴いて下さい!と言いたいよ。
あえて選ぶなら「REVOLVER」!

The Beach Boys

ビートルズと同じく沢山いいアルバムがあるんだよね。
“All Summer Long” “Summer Days and Summer Nights” “The Beach Boys Today ”・・・
あえて選ぶなら、やはり「PET SOUNDS」で間違いない!
去年ローリングストーンズ誌が選んだ「ロック生誕50周年記念/ベストアルバム部門」で、
ビートルズの「サージェントペパー〜」に続いて第2位に選ばれた名盤。
オレだったら第1位「Revolver」第2位「Pet Sound」にすると思う。
じゃぁ3位は?と言われると、無限に広がって行きそう・・・。

Bob Dylan

またまた選ぶのが大変。アコースティックギター1本で歌っている2枚目 “Freewheelin’” 、
中期の”Blonde On Blonde”、後期の”Planet Waves”も最高だよなぁ。
あえて選ぶなら「追憶のハイウェイ61/Highway 61 Revisited」に決めよう!
Rock Tune No,1に選ばれた” Like a Rolling Stone”で始まる傑作だ。

Stevie Wonder

70年代初期から中期に発表された“Talking Books” “Innervisions” “First Finale”の
3作には音楽の神様が宿っている、って感じがするよね。
ひとつ選ぶなら「INNERVISIONS」、素晴らしい!の一言です。

Jackson Browne

”Late For The Sky” “Running On Empty” “ Hold Out”と
完成度の高い優れたアルバムが沢山あるんだよね。
一枚というなら「THE PRETENDER」にしよう!
知ってる?ジャクソンが生まれたのは1948年の10月9日、
ジョン・レノンは8歳年上で1940年10月9日生まれ、
つまり二人の天才達の誕生日は同じなんだよ。



作成者 浜田

2005年7月9日(土)

7月9日(土)

MIXエンジニアの「J.J.P.」こと「Jack Joseph Puig」の、
プライベート・スタジオ状態の「Ocean Way Studio#1」は、
まるで「Rock'n'Roll博物館」のような趣がある。

スタジオの明かりは暗く、半分はブラック・ライトが使用されていて、
陽射しの強い外から入ると目が慣れるまで何も見えなくて、
まるでクラブかどこかに入ったような感じになるんだよね。
そこに、ピアノやドラムスはもちろんのこと、
「ムーグ」や「メロトロン」といったレトロなシンセサイザーや、
様々なメーカーの様々な年代のベース&ギター・アンプが、
今も演奏されるためにセッティングしてあり、
壁にはDylan、Beatles、Stones、Jimi Hendlix、Brian Wilson・・・の
60年代に撮られた写真が貼ってある。

「My First Love」、最初にMIXした曲は「Thank you」。
今回のアルバムの中で特に気に入ってる歌で、
「イントロのリズム・ギターは右に置いて欲しい」、
それだけがオレの注文だった。
後はどんな音が出てくるのか楽しみ・・・って感じのスタート。

数時間後、MIXされた音が出てきた時の喜びといったら・・・。
「More Stones!」その一言で、
スネアの音がもっと「チャーリー・ワッツ」な感じになる楽しさ。

初日のセッションの後、
歌詞になぞって「君の存在に"Thank you"」と言ったら、
「そんな大袈裟なぁ・・・」と照れてたな。

ランディーというエンジニアが前代未聞の契約不履行で、
セッション3日前にLAに来れないと連絡してきて、
オレ達が困っているのを見て、
休日返上で残っていた曲のMIXを引き受けてくれたんだ。

最後の曲「初恋」が終わった時、
「"Thank you" for your existence.」とあらためて言った時は、
初日の意味合いとは全く違うものになっていた。
「そんなこと言われたのは初めてだ、この瞬間を忘れないだろう」、
嬉しそうにそう言ってくれたよ。

いつになるか分からないけど、再会が楽しみな人に出会えた。

省吾


P.S.「最近観た劇場映画/DVD/VIDEO」

「波止場」(1954年/アメリカ) エリア・カザン監督。

「ゴッド・ファーザーPart1/Part2」(1972年/1974年)
フランシス・F・コッポラ監督。

作成者 浜田

2005年7月8日(金)

7月8日(金)

2005年7月7日、昨日の出来事。

pm8:30 起床。

午前中、YAHOO!ジオログを書いた後、朝食。

pm12:30 スタジオに向かった。

エンジニアの松尾くんが「さよならの前に」をMIXしている間、
隣のブースでボイス・トレーニングをやった。
1時間やって、10分休む・・・を繰り返して、
3回目に入った時、Road&Skyの制作の森安君が来た。

18日の「嬬恋」での「ap bank fes.」と、
「ツアー・リハーサル」の打ち合わせをした。

その後、岩熊さんが来て「Visual Collection」の為の
編集途中のビデオを何本かチェックした。
全篇4時間以上の作品になりそうだ、と言っていた。

pm4:30 星さんと鈴木さんがスタジオに到着した。

一回目の試聴をやった結果、
「もっとギターとバッキング・ボーカルを上げよう」ということになり、
MIX作業を再開した。

pm6:00 「FM802」主催の「キャッチボール」上映会の為の
      ビデオ・コメントを収録した。

pm9:30 MIXが終り、スタッフみんな腹を空かせていて、
     「やっと出前の夕食を食べられる」とロビーに出たら、
     「ロンドン同時多発テロ」のニュースをTVでやっていた。
     全員無言のままニュースを見ながら食事をした。

CDコピーを待つ間、
スケジュール調整などを済ませ、帰宅したのが午後11時半。

am0:15 このジオログを書いている。

省吾

作成者 浜田

2005年7月7日(木)

7月7日(木)

肩と背中が痛い!
と言っても筋肉痛ではなく、日焼けのせい。

3日から2泊3日で伊良部島と宮古島に行ってきたんだ。
「琉球の夏の太陽をなめたらアカン!」
そう知っていたのに・・・やってしまった。
別に優雅にプールサイドで寝そべっていたわけじゃないよ。
写真撮影の仕事だったんだ。

3日の夜は伊良部島に泊まり、
翌日、この世のものと思えないほど美しい砂浜で撮影をした後、
フェリー・ボートで宮古島に移動する僅か30分間、
Tシャツを脱いで甲板にいたんだ。
たったそれだけの間に、ひどい日焼けをしてしまったんだよね。
大失敗!痛くてシャワーも浴びれない・・・トホホだぜ。

撮影の為に借りたレンタカーで移動中、
カメラマンの内藤君が持って来た「BEGIN」や「夏川りみ」さんや
「ネーネーズ」のCDを聴いていると、
何故この島々からこのような音楽が生まれて来るのか、
リズムもテンポも音階も気持ち良くて、よーく判る気がした。
「Fairlife」のアルバムで歌ってもらった、
奄美大島出身の「我那覇美奈」さんの歌声も大好きだ。

去年から今年にかけて、コンサート・パンフレットの為に、
秋は東京、冬は北海道の富良野、
春は伊豆・箱根、夏は伊良部島・宮古島...で四季の写真を撮った。
日本は狭い島国とは言っても、
素晴らしい場所が沢山あるんだなぁ、とあらためて感じた。
この恵まれた自然をもつ国を、
もっともっと美しく再生させたいと願った旅でもあった。

今日は七夕、短冊に付けた願い事は何?

省吾


P.S.「最近観た劇場映画/DVD/VIDEO」

「ナビィの恋」(1999年/日本)
沖縄/粟国島が舞台で「初恋」がテーマ。
物語と音楽の相乗効果で・・・いい感じ。

作成者 浜田

2005年7月6日(水)

“MY FIRST LOVE”発売日!

マネージャ新川です。お待たせ致しました!
7月6日 今日はアルバム“MY FIRST LOVE”が遂に発売になりました。
ブルーのジャケットがレコード店を賑わしている光景が目に浮かんでいます。
思えば去年の春にデモテープの制作が始まって 夏終りにレコーディングリハーサルを行い 秋から本格的なレコーディングが始まり 今年の初めに海外でMIXとマスタリングの作業をして・・・完全なるアルバムの音が仕上がったのは
5月下旬でしょうか・・・長い歳月を費やしてようやく皆さんの手元に
届けることが出来ました。長い歳月と言ってもその間の作業で作品達を磨きに磨いて
日々すばらしい作品になっていくのを肌で感じておりました。
一言で“ROCKなサウンド”ではあるものの このアルバム全曲を聴き終えた後
改めてずっしりと感じる充実感を皆さんにもじっくり味わって頂きたいです。
是非GETしてください!
・・・とスタッフが言うのもおこがましいですが もし迷ったら是非お店の視聴コーナーで聞いて確認してみてください。イチオシ!間違いなし!

さてそんな長い作業のひとコマを今回は写真付で大公開!

作成者 マネージャー新川